三文芝居
日々の戯言を列ねていきます。
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エチャログまとめ
10日ぶりにPCに触りました。
お久しぶりです。
文章の打ち方も忘れたよw
体力が著しく減少してPCが空くのを待っている間に寝入ってしまってつい10日。
ちょっと本気で自分用の購入を検討してみようかしら。
叶うかはわからないけども。
10日前にかぷ様@鴉飛び交うこのマチで、REN様@Kirariをお迎え。
なんというタイムラグorz
かぷ様、REN様、殴ってもらって構いません。
今後ともよろしくお願いいたします。
続きから溜まってたエチャログ。(エロログ混のため自主規制)
お久しぶりです。
文章の打ち方も忘れたよw
体力が著しく減少してPCが空くのを待っている間に寝入ってしまってつい10日。
ちょっと本気で自分用の購入を検討してみようかしら。
叶うかはわからないけども。
10日前にかぷ様@鴉飛び交うこのマチで、REN様@Kirariをお迎え。
なんというタイムラグorz
かぷ様、REN様、殴ってもらって構いません。
今後ともよろしくお願いいたします。
続きから溜まってたエチャログ。(エロログ混のため自主規制)
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Miniature Garden《5》
ヤコは乱れた呼吸を整えてシスター・アヤの私室の扉を叩いた。礼拝の時間をとうに過ぎた聖堂の脇を通り、上位司祭の居室区へやって来たが彼女はもう休んでしまっただろうか。しかしヤコの心配を余所に、アヤはすぐに扉を開けるとにこやかにヤコを招き入れた。スツールにヤコを座らせて飲み物は何がいいかと問う。
「いえ!すぐにお暇しますので、どうかお構いなく」
「あらそうなの?それじゃあ…はい」
アヤ様は甘く湯気の立つマグカップを私に差し出した。
「ただのホットミルクよ。あとは蜂蜜とブランデーが少々」
「…ありがとうございます」
私が来るのを見越していたのだろう。私が座るとすぐにマグカップに注がれたミルクは、ほんわりと甘く温かく夜気に冷え切った体を解かしていく。
「あの…すみませんでした」
「何のことかしら?」
アヤ様は私の前に腰掛けると、緩やかに首を傾げた。
「倒れてしまって…きっとご迷惑を、」
「ああ、そのこと」
私の言葉を遮り、アヤ様は細い指でマグを弄ぶ。
「…」
「安心して。迷惑だなんて思っていないわ。困った時はお互い様よ」
アヤ様は優雅に微笑んだ。
「ただ、どうしてああいう風になったのか、教えてくれれば対処の仕様もあるけど…」
アヤ様は極めて穏やかに私を見つめた。私はいたたまれなくて、俯いて唇を噛んだ。
「誰だって他の人に傷を見せるのは辛いものだわ。だから今はゆっくり休みなさい。早く元気になることが、今の貴女の仕事よ」
「…はい」
それからアヤ様は私がカップの中身を飲み干すまで歌を歌い、暇を告げると送ってくれるとまで言い出した。
「そんな!大丈夫です!だって教会ですよ?何も有るはずありませんし、もう時間も遅いですし」
「そのセリフ、そっくりそのまま貴女にお返しするわ」
「あ…ぅ、あの、私聖堂に寄ってお祈りをしたいので…」
「こんなに遅いのに?」
「はい。これから帰っても寝られないと思って」
「そう…。わかりました。でもあんまり根を詰め過ぎないようにね。あそこは冷えるから」
「はい。長々とお邪魔してしまってすみませんでした」
「いいのよ。貴女が元気になって良かったわ」
ふわりと微笑んだアヤ様は、やっぱり聖母のように綺麗だった。
淡い月光が薔薇窓から差し込んだ聖堂は、いつにも増してその荘厳さを際立たせている。
ヤコは説教台の前で、掲げられた十字架に向かって跪いた。胸の前で両手を組み、深く首(こうべ)を垂れる姿はまるで赦しを乞う咎人に似ている。
(神様…)
ヤコは必死で内心に巣くう恐怖を沈めようとしていた。
(大丈夫、大丈夫。もう、大丈夫だから)
紡ぐ言葉は祈りというより自分に言い聞かせるためのもので、震える体は最早恐怖に拠るものなのか、凍えた代償なのかすら自分でも判らなくなっていた。
「何をしているのだ?」
突如として響いた声に驚いて顔を上げる。
しかしそこには誰の姿もない。
「…空耳?」
思いの外大きく響いた自分の声に身を縮こまらせながら、ヤコは周囲に首を巡らした。
「ミジンコ、どこを見ている?」
今度こそ聞こえた声を頼りに視線を上げる。と、高い天井に届くほど巨大な十字架の上にその人は立っていた。
「いえ!すぐにお暇しますので、どうかお構いなく」
「あらそうなの?それじゃあ…はい」
アヤ様は甘く湯気の立つマグカップを私に差し出した。
「ただのホットミルクよ。あとは蜂蜜とブランデーが少々」
「…ありがとうございます」
私が来るのを見越していたのだろう。私が座るとすぐにマグカップに注がれたミルクは、ほんわりと甘く温かく夜気に冷え切った体を解かしていく。
「あの…すみませんでした」
「何のことかしら?」
アヤ様は私の前に腰掛けると、緩やかに首を傾げた。
「倒れてしまって…きっとご迷惑を、」
「ああ、そのこと」
私の言葉を遮り、アヤ様は細い指でマグを弄ぶ。
「…」
「安心して。迷惑だなんて思っていないわ。困った時はお互い様よ」
アヤ様は優雅に微笑んだ。
「ただ、どうしてああいう風になったのか、教えてくれれば対処の仕様もあるけど…」
アヤ様は極めて穏やかに私を見つめた。私はいたたまれなくて、俯いて唇を噛んだ。
「誰だって他の人に傷を見せるのは辛いものだわ。だから今はゆっくり休みなさい。早く元気になることが、今の貴女の仕事よ」
「…はい」
それからアヤ様は私がカップの中身を飲み干すまで歌を歌い、暇を告げると送ってくれるとまで言い出した。
「そんな!大丈夫です!だって教会ですよ?何も有るはずありませんし、もう時間も遅いですし」
「そのセリフ、そっくりそのまま貴女にお返しするわ」
「あ…ぅ、あの、私聖堂に寄ってお祈りをしたいので…」
「こんなに遅いのに?」
「はい。これから帰っても寝られないと思って」
「そう…。わかりました。でもあんまり根を詰め過ぎないようにね。あそこは冷えるから」
「はい。長々とお邪魔してしまってすみませんでした」
「いいのよ。貴女が元気になって良かったわ」
ふわりと微笑んだアヤ様は、やっぱり聖母のように綺麗だった。
淡い月光が薔薇窓から差し込んだ聖堂は、いつにも増してその荘厳さを際立たせている。
ヤコは説教台の前で、掲げられた十字架に向かって跪いた。胸の前で両手を組み、深く首(こうべ)を垂れる姿はまるで赦しを乞う咎人に似ている。
(神様…)
ヤコは必死で内心に巣くう恐怖を沈めようとしていた。
(大丈夫、大丈夫。もう、大丈夫だから)
紡ぐ言葉は祈りというより自分に言い聞かせるためのもので、震える体は最早恐怖に拠るものなのか、凍えた代償なのかすら自分でも判らなくなっていた。
「何をしているのだ?」
突如として響いた声に驚いて顔を上げる。
しかしそこには誰の姿もない。
「…空耳?」
思いの外大きく響いた自分の声に身を縮こまらせながら、ヤコは周囲に首を巡らした。
「ミジンコ、どこを見ている?」
今度こそ聞こえた声を頼りに視線を上げる。と、高い天井に届くほど巨大な十字架の上にその人は立っていた。
HN:
紫藍夕亜
性別:
女性
自己紹介:
最近、某様のおかげで紫藍(桃兎)夕亜が定着しつつある妄想だだ流れの管理人。
現在超絶不親切不定期更新中。
現在超絶不親切不定期更新中。
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