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三文芝居

日々の戯言を列ねていきます。
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活力注入されてます。

パチパチありがとうございます(≧∇≦)
この中華ネウヤコの突発連載だけは何としても終わらせるのて、あと1話お付き合いください。

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笑いかけて、誘いだして。

マイブームふたつめ。
†††††††††††






ねえ、あきやまさん。

あきやまさん。

私が困っているときはいつだって助けてくれる。
ため息を吐きながら、しょうがないなって。
ワガママだって困ったように眉を寄せて聞いてくれる。
ほんの少しだけ笑いながら。

あきやまさん。
あきやまさん。

本当は知っているんです。
私だけがあきやまさんのトクベツだって。
笑ってくれるのも、触れてもらえるのも、全部全部私だけだって。

ねえ、あきやまさん。
あきやまさん。

本当は優しい人なのに、自分の心もどこに隠してしまったのかわからないだけなんですよね。
陽向に出るのが怖いなら、私があなたの手を引きますから、私と一緒にいてくれませんか?

あきやまさん。
あきやまさん。

私はいつでもあなたを呼んでいます。





††††††††††††
無糖少女=秋山=頑な
的解釈なSugarless GiRL。
聴けば聴くほど秋山を励ましたい直ちゃんの歌に聴こえる不思議。



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秋直の。

衝動的マイブーム。

†††††††††††





守ってやりたいと思う。

自分で言うのも難だが、女に不自由したことはないように思う。
あるとすればムショ入りしていた間だけ。
それでも、それを苦痛に思ったことはあまりなかったので、やはり概ね恵まれていると言える。

《それでですね、昨日なんですけど、》
電話越しのカノジョ―――神崎直は、相も変わらず一方的に喋り続けている。

「うん」
特に返事を求めている様子ではないので、適当に促してやる。

初めは、ゲームに巻き込まれ騙されたカノジョを無事に抜け出させれば終わる筈の関係だった。
そして俺は5000万円を手に入れて、はい、サヨウナラ。
そうなる筈だった。
それなのに彼女、カンザキナオはゲームを辞退しなかった。
できなかったのだ。
馬鹿正直に輪をかけてお人好しのカノジョは、誰かを蹴落として勝ち抜けるなんて真似ができないくらい優しすぎた。
甘い、と言ってもいい。

《――ユキナさんにお買い物に付き合ってもらって、》
「うん」

母親の姿を重ねていたのだと思う。
傷ついてもひたすらに他人を信じる、華奢なその背中に。
すがりつく小さなその手に。
守れなかった、あの人を。

《――葛城さんの研究室に遊びに行って、》
「うん」

足りない、と思うようになったのは、もう随分前だ。
寄せられる信頼も、向けられる笑顔も、なにもかも足りないと、ともすれば叫びだしてしまいそうな心に蓋をして。
そうして今まで過ごしてきた。

でも、もうそれも限界らしい。

《――もう、秋山さん聞いてます?》
「ああ。聞いてるよ」

明かりに群がる蛾のように、復讐鬼に成り下がったこの俺が、純白に形を付けたようなキミに焦がれることは必然だと思うんだ。
そう言ったらキミはどんな顔をするだろうか。

「なあ」
《なんですか?》
「好きだよ、お前が」

だから、一番近くで守らせて。






†††††††††††
はい、秋直~!
ああもうこのツンデレ魔王愛し過ぎる!
なんぞ?
直ちゃんにしか甘くないってどんだけ究極ですか!!
で?直ちゃんは直ちゃんでガードユルッユルなんだもんなぁ…。
魔王、大変だの( ´∀`)
フクナガさんはドラマもマンガも美味しい役だと思います。

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女王様と犬



エロい顔が描きたかった。
それだけ。

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ご無沙汰!派生の⑦

「ダメダメダメ!これ以上は近付いちゃいけないって言われてるんだって」
霊亀は激しく頭を降ってネウロの要求を拒絶する。
あまりにジタバタと暴れるので、甲羅が揺れて後ろからは悲鳴が聞こえる。
「居るか居ないかも判らん神になぞ従う必要は無いだろう」
「それを言ったらダメだろネウロ。兎に角岸から見えたらいけないんだよ。大体浅瀬に乗り上げたら動けなくなるんだから」
「チッ!貴様…強情だな」
「ネウロほどじゃないよ」
「もういい」
ネウロは飛び上がり、紗金の綺羅めきを残して空を渡った。
行く先は東州。
最初の餌場の小さな邨。

崖の間の隙間からひょこりと顔を出して周囲を確認する。
大丈夫。まだ人の気配はない。
娘は手桶を抱えて木々の陰に隠れながら川を目指す。
大勢で水を汲みに行ければ一番良いのだが、それでは目立ち過ぎてしまうし、何より自由に動き回れる人員の方が少なかった。
娘は出来うる限り迅速かつ慎重に水を汲んで茂みにうずくまる。
「お父さん…」
ポロリと、抱え込んだ手桶に雫が滴り落ちた。
娘は名を弥子(ニィシー)という。
弥子の父親は3日前に事故で亡くなった。
地面が崩れるほどの大地震で倒れた家から弥子を庇ってくれたのだった。
ぐしぐしと乱暴に涙を拭って、弥子は立ち上がる。
今はこの水を必要としている人たちがたくさんいる。
「早く…帰らないと」
水を零さないよう、弥子は駆け出した。

上空からの景色は酷い有り様だった。
家は崩れ、畑は荒れ、野山は巨大な爪に引き裂かれたように豊かな緑は見る影もない。
死臭が、蔓延している。
ネウロはひとまず羽を休めるため森へと降下した。

「弥子ちゃん、大丈夫?少し休んだ方がいい」
「笹塚さん…」
水桶を抱えて戻った弥子を出迎えたのは、邨で刑吏を務める笹塚だった。
弥子がやっとの思いで運んだ桶をヒョイと取り上げてしまう。
洞の中には命からがら助かったものたちがいる。
洞の奥では刑吏長の笛吹と同じく刑吏で遠眼鏡の匪口、商人の早川が小さな灯りのもと首を揃えて話し込んでいた。
「そんな灯りで、あんたたちもっと目ェ悪くなるよ」
「五月蝿い笹塚ァ!我々は重要な話をしているのだ!」
キイキイと金切り声で笛吹が癇癪を起こした。
しかしそれを笹塚があっさりと切り捨てる。
「五月蝿いのはお前だ。みんなの傷に障る。それより、弥子ちゃん休んでもいいだろ?朝からずっと水汲みしてる」
「そんな!私、大丈夫です!」
「えー、桂木休むんなら俺も休みたいんだけど?」
匪口が茶化して口を挟むので、笛吹の額には青筋が浮かび上がった。
「貴様は仕事が終わってからだ!馬鹿者!」
「じゃあ、弥子ちゃんは今日これから休みってことで」
「…今は一人でも人手が惜しい。倒れられては困るからな」
当事者の弥子を置いて話が進む。
オロオロと成り行きを見守る弥子の肩に、笛吹の部下である筑紫が肩掛けを載せた。
「っつー事で、君は明日まで空きね。暗くなる前に戻れば外に出てもいいし」
「ちょっ…」
「ああ、また仕事しようとしてたら寝ててもらうよ。いいね?」
笹塚の言葉の端に物騒な臭いがしたので、弥子は慌てて首肯する。
ここはもう諦めて大人しく従うしかないと悟った弥子は邨の幹部たちに頭を下げた。
「すみません…ありがとうございます」
「用が済んだなら下がれ。気が散る」
素直でない笛吹の言葉に少し口端を歪め、弥子は背を向けて洞窟を出た。
考えるべきことを取り上げられ、押し込んでいた感情が顔を出しそうになる。
それでも。
泣いているばかりでは何も解決しないなら、と弥子は歩き出した。


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HN:
紫藍夕亜
性別:
女性
自己紹介:
最近、某様のおかげで紫藍(桃兎)夕亜が定着しつつある妄想だだ流れの管理人。

現在超絶不親切不定期更新中。
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